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漫画でわかる 公務員女性のお金の不安編「5年後を選べる私」第3話 「個別相談」と送ってみた

2026.08.21

相談してみたい。でも、送信ボタンが押せない
——完璧に説明できなくても、今の気持ちから始めていい

お金について誰かに相談してみようと思い、「個別相談」と入力してみた。

あとは送信ボタンを押すだけ。

それなのに、

「送ったら、何かを勧められそう」
「何を話せばいいのか分からない」
「今すぐ困っているわけでもないのに、相談していいのかな」

そんな不安が次々と浮かび、指が止まってしまう。

相談したい気持ちはあるのに、うまく説明できない。

山本千夏さんのように、最初の一歩を前に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

相談したいことが、まとまっていなくても大丈夫

前回、千夏さんは先輩から「何が不安なのか分からないところから相談した」と聞きました。

そこで、自分でも今の状況をメモに書き出してみます。

◆ 気づけば約300万円貯まっていた
◆ お金が減るのは怖い
◆ 何のために貯めているのかは決まっていない

書けたのは、この3つだけ。

けれど、これは今の千夏さんが本当に感じていることです。

相談するために、悩みをきれいにまとめたり、将来の計画を決めたりする必要はありません。「まだ分からない」という状態も、そのまま相談の入り口にできます。

完璧な質問を用意しなくてもいい

お金の相談というと、

「老後資金について聞きたい」
「資産運用の方法を教えてほしい」
「毎月の家計を見直したい」

というように、具体的な質問を用意しなければならないと思うかもしれません。

しかし、実際には「何を聞けばいいのか分からない」という方も少なくありません。

例えば、

「貯金はあるけれど、このままでいいのか気になります」
「減るのが怖くて、何も始められません」
「将来のために何かしたいけれど、目的はまだ決まっていません」

このような伝え方でも十分です。

うまく説明できないこと自体が、今抱えている悩みの一部だからです。

不安を言葉にすると、考えるべきことが見えてくる

頭の中だけで考えていると、いくつもの不安が重なり、「何が分からないのか分からない」という状態になりがちです。

けれど、短い言葉でも書き出してみると、自分が気にしていることが少しずつ見えてきます。

千夏さんの場合は、

「貯金額には気づいている」
「減ることには不安がある」
「使う目的はまだ決まっていない」

という現在地が分かりました。

すぐに答えが出なくても、自分の現在地が分かれば、これから何を整理していけばよいのかを考えやすくなります。

送ることは、何かを決断することではない

相談のメッセージを送ったからといって、すぐに資産運用を始めたり、何かを契約したりしなければならないわけではありません。

まずは今の状況を話し、自分が感じている不安や迷いを整理する。

そのうえで、必要なことや自分に合う選択肢を知り、どうするかは自分で考えていけばよいのです。

千夏さんも、「何を相談したいのか、まだ分からない。それでも、分からないことを話してみよう」と決め、「個別相談」と送信しました。

暮らしが急に変わったわけではありません。

それでも、ずっと置いたままにしていたことを話せる形にできたことで、少しだけ肩の力が抜けたように感じました。

大きな危機や明確な悩みがなくても、「少し気になる」という段階から相談することはできます。

完璧な言葉を探すのではなく、今の気持ちをそのまま伝えてみる。

その小さな行動が、5年後の自分が納得できる選択につながっていくのかもしれません。

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