column
——お金を増やす前に考えたい「今あるお金の役割」
毎月の給料やボーナスを堅実に貯めてきて、気づけばまとまった金額になっていた。
本来なら、少し安心できてもよさそうなのに、
「このまま貯金しているだけでいいのかな」
「何かした方がいい気もするけれど、失敗するのは怖い」
そんな気持ちになったことはありませんか?
公務員として安定した収入があり、今の生活に困っていないからこそ、
お金について考えるきっかけを持てないまま、時間だけが過ぎてしまうこともあります。

漫画に登場する山本千夏さんは、普通預金と共済貯金を合わせて約300万円を貯めていました。
特別なことをしてきたわけではなく、安定した給料とボーナスを使い切らず、堅実に残してきた結果です。
けれど、そのお金を何に使うのか、これからどうしていきたいのかは、まだ決まっていませんでした。
貯金額が増えていても、その目的や使い道が見えていなければ、
「このままでいいのかな」
「何か始めるべきなのかな」
という新しい迷いが生まれることがあります。
将来のことを考え始めると、「投資を始めた方がいいのでは」と思う方もいるかもしれません。
一方で、
「減ったら嫌だ」
「失敗したくない」
「自分には難しそう」
という不安から、動けなくなることもあるでしょう。
そんなときは、無理に答えを出す必要はありません。
まずは、今あるお金を、
◆ 日々の生活に使うお金
◆ 急な出費に備えるお金
◆ 数年以内に使う予定のお金
◆ 将来のために育てていくお金
というように、目的や役割ごとに整理してみましょう。
すぐに何かを始めなくても、「このお金は何のために持っているのか」を考えるだけで、今の自分に必要な選択が少しずつ見えやすくなります。
千夏さんは、信頼している先輩にお金のことを話してみました。
そこで知ったのは、「増やすために何かを始める」のではなく、まずは「今あるお金をどう扱うか相談して整理する」という考え方でした。
お金のことは、一人で考えていると同じ不安を何度も繰り返してしまいがちです。
「まだ何をしたいか決まっていない」
「何を相談すればいいのかも分からない」
そんな段階でも問題ありません。
今あるお金の役割を整理することは、これからの選択肢を考えるための大切なスタートになります。
増やすかどうかを決める前に、まずは「自分はこのお金で何を守り、何を叶えたいのか」を考えてみる。
それが、5年後の自分が納得できる選択をするための、最初の一歩かもしれません。
守りを大切にしたい人、バランスよく進めたい人、もっと学んで動きたい人
——お金との向き合い方は、人それぞれです。
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