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投資の元本割れとは?損失を最小限に抑えるリスク管理の全知識

公務員の資産運用入門
2026.07.10
投資の元本割れリスクを管理し、冷静に資産運用を検討する投資初心者

将来のために資産運用を始めたいけれど、元本割れが怖くて一歩が踏み出せない。このように悩んでいる初心者の人は少なくありません。

特に安定を重視する公務員や会社員にとって、自分のお金が減るという状態は避けたいものです。

本記事はファイナンシャルプランナーが執筆し、専門家の監修のもとで信頼性の高い情報を提供しています。

しかし、2026年現在の低金利環境では、銀行の預金や貯蓄だけで資産を守ることは難しくなっています。

大切なのは、リスクをゼロにすることではなく、リスクを正しく理解し、管理的に抑えることです。

本記事では、投資における損失の要因を紐解き、将来の利益を最大化するための解決方法をわかりやすく解説します。

投資の元本割れとは何か?その原因と現状

元本割れは、購入価格より現在の価値が下がることです。

日々の値動きや市場環境の変更、金融商品の特性によって発生します。

元本割れとは、運用している金融商品の価額や価格が、購入時点の基準となる金額を下回ることを意味します。

例えば、100万円で購入した投資信託が90万円になった場合、10万円の含み損が発生している状態を指し、資産が大きく減少したように感じられます。

元本割れが起きる主な要因

  • 市場価格の値動き:株式や債券の株価が下落し、基準価額が前日を下回ってしまうケース。
  • 為替の影響:国内外の資産を保有している際、円高に振れることで日本円換算の価値が下がります。 
  • 手数料:購入時の手数料や、保有中にかかる信託報酬が運用リターンを上回る点に注意が必要です。

定期預金のように元本が保証されている商品とは異なり、株式投資や投資信託は確率的に元本割れの可能性があります。

しかし、これは今この瞬間に損が確定したわけではありません。

資産運用の基礎を知ることで、不安を解消し、適切な判断を行えるようになります。

注釈:信託報酬(しんたくほうしゅう) 投資信託を管理・運用してもらうために、保有期間中にかかり続ける費用のこと。

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損失回避のための投資リスク管理術

リスクを分散させ、長期間にわたる積み立てを行うことで、元本割れの確率を大幅に軽減することが可能です。

分散投資の徹底

投資リスク管理の基本は、分散と長期です。

金融業界の一般常識としても、これらを徹底することがリスクを抑え、安定した成果を得るための近道と呼ばれています。 

  • 資産の分散:株式、債券以外にも、金や地域が異なる国内外の資産を組み合わせる方法です。 
  • 銘柄選び:特定の銘柄に集中させず、投資信託の一覧からさまざまな金融商品を選択肢に含めます。

積立投資の効果

時間の分散、すなわち積立投資は、ドルコスト平均法として広く知られています。 

2024年の新制度開始以降、少額から投資を始める環境が整っています。

20年、さらには20年間という長い期間を見据えた計画的な資産形成を行うことで、一時的な下落に一喜一憂することなく、着実にお金を増やす効果が期待できます。

そのためにも、まずは自分に合った証券会社で口座を開設することから始めましょう。

注釈:ドルコスト平均法(どるこすとへいきんほう) 価格に関係なく、定期的に一定額を購入し続ける手法。高い時には少なく、安い時には多く買うことになり、平均購入単価を抑えられます。

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ポートフォリオの見直しと損切りの判断基準

定期的かつ計画的な資産配分の確認と、あらかじめ決めた損切りのルールが、致命的な損失を防ぐ鍵となります。

リバランスの必要性

自分に合ったポートフォリオを一度設定しても、時間の経過とともに各資産の値動きが異なり、バランスが崩れていきます。

中には大きく上昇した資産もあれば、期待を下回った資産も出てくるでしょう。

増えた資産を一部売却し、減った資産を追加購入することで、元の比率に戻すリバランスを行いましょう。

損切りの決断

初心者は損をすることを恐れて売却を先延ばしにしがちですが、その後さらに価格が下がる可能性も十分にあります。

損失をこれ以上大きくしないために、あらかじめ決めたルールに沿って売買を完了させる損切りも、資産を守るための重要な技術です。

第3者の専門家へ相談する等して、冷静な視点を持つようにしましょう。

年代別:元本割れを防ぐ資産配分(アセットアロケーション)案

年齢や家族構成によって許容できるリスクは異なります。

自分の世代に合った理想的な資産比率を知ることが、安定運用の第一歩です。

リバランスの重要性を理解したうえで、具体的にどのような比率で資産を持つべきか、年代別のモデルケースを見ていきましょう。

資産配分を考える際の基本ルール

年齢が若いほど株式比率を高めて成長を狙い、定年が近づくにつれて債券比率を上げ、守りの姿勢を強めるのが定石です。

資産運用において、運用成果の約9割は銘柄選びではなく資産配分で決まるといわれています。

以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • リスク許容度:暴落時に何パーセントの下落までなら精神的に耐えられるか。 
  • 運用期間:お金を使う時期(老後など)まであと何年あるか。
  • 期待リターン:年率何パーセントの成長を目指すか。

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20代から30代:積極成長型プラン

運用期間が30年以上と長いため、一時的な値動きに一喜一憂せず、全世界の株式へ大胆に投資して複利効果を最大化させましょう。

20代や30代は、失敗しても給与収入でカバーできる時間が十分にあります。

そのため、債券などの安定資産は少なめに抑え、株式を中心に運用するのが効率的です。

  • 全世界株式(オール・カントリー):80パーセント
  • 米国株式(S&P500等):10パーセント
  • 現金(生活防衛資金):10パーセント

この時期はNISAのつみたて投資枠をフル活用し、国内外の成長を取り込むことが重要です。

少額からでも早く始めることで、将来的に大きな差が生まれます。

40代から50代:バランス重視型プラン

教育資金や住宅ローンなど支出が多い時期。

成長を追いながらも、暴落時のダメージを抑えるために債券や現金の比率を増やし始めます。

50代に入ると、老後というゴールが見えてきます。

大きな損失を被ると取り戻す時間が限られるため、少しずつ守りの資産を追加していきましょう。

  • 全世界株式:50パーセント
  • 国内・海外債券:30パーセント
  • REIT(不動産投資信託):10パーセント
  • 現金:10パーセント

iDeCoの上限額を活用して所得控除のメリットを最大限に得つつ、債券型の商品を組み入れることで、基準価額の変動幅を抑えるのが賢明な判断です。

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60代以降:資産守備・取り崩し型プラン

資産を増やすフェーズから守りながら使うフェーズへ。

元本割れを避けるため、値動きの穏やかな商品を主体に構成します。

退職金を受け取った後の運用は、インフレによるお金の価値低下を防ぎつつ、安定した現金収入を確保することが目的となります。

  • 国内・海外債券:50パーセント
  • 全世界株式(高配当株含む):20パーセント
  • 定期預金・個人向け国債:30パーセント

2026年12月に予定されているiDeCoの70歳までの加入延長を活用し、節税しながら運用を続けることも選択肢の一つです。

資産配分を見直すタイミング

半年に1回、あるいは資産が大きく変動した際には、元の比率に戻すリバランスを行いましょう。

相場の上昇によって株式の比率が当初の計画より増えすぎた場合、リスクが高まっている状態です。

増えた分を売却し、減った資産(債券など)を買い増すことで、常に自分に合ったリスク水準を維持することが、長期間運用を続けるコツです。

証券会社のアプリ内にあるポートフォリオ管理画面を定期的に確認し、必要に応じて変更を行うようにしましょう。

投資詐欺や不適切な金融商品から身を守る

元本保証という言葉を安易に信じず、登録された正規の金融業者であるかを確認することが重要です。

詐欺の見分け方

投資の世界には、初心者の不安やついつい得をしたいという気持ちにつけ込む投資詐欺が多数存在します。

金融庁の登録を確認しましょう。

株式会社、あるいはltdといった名称がついていても、正式に登録されていない業者は利用してはいけません。

スマートフォンの不審な投資勧誘に対して警告シールドで防衛するイメージ
甘い言葉には裏がある。2026年も巧妙化する投資詐欺から資産を守るため、正規の業者であるか必ず確認しましょう。

信頼できる制度の活用

仕組みの不明瞭な商品は避け、NISAやiDeCoといった制度のもとで提供されている商品を選びましょう。

これらは一般的にリスクが適切に管理されており、初心者でも比較的安心して利用できます。

NISAやiDeCoといった制度のもとで提供されている商品は、一般的にリスクが適切に管理されており、初心者でも比較的安心して利用できます。

無料のセミナー等に参加する際も、主催者の実績や評判を事前によく調べてから行いましょう。

2026年最新トレンド:AI活用と情報発信の注意点

AIツールや最新の運用方法を活用しつつ、最終的な判断は自分自身のライフプランに基づいて行うべきです。

現在、AIを活用した運用プランの提案サービスが普及しており、自分に合ったポートフォリオを簡単に作成できるようになりました。

今この時も、膨大なデータを分析して最適なアドバイスを提示してくれます。

情報の扱い方

日々のニュースに惑わされ一喜一憂せず、長期的になぜその商品を選んだのかという原点に立ち返りましょう。 

また、設定した目標に対し、現在の状況が十分であるかを定期的にチェックすることが、成功を引き寄せます。

これまで培ってきた知識と最新テクノロジーをいっしょに活用することで、投資の難しさを解消し、資産形成のスピードを加速させることが可能です。

よくある質問と回答(FAQ)

初心者が抱きがちな元本割れへの不安に対し、具体的な解決のヒントを提示します。

Q. 投資信託が元本割れしたら、すぐに売るべきですか?

A.長期的な資産形成が目的であれば、一時的な下落で慌てて売却する必要はありません。

むしろ、少額の積み立てを継続することで、購入単価を下げるチャンスになります。

ただし、その銘柄自体の評価が将来的に回復する見込みが限りなく低い場合は、他の商品への変更を検討してください。

Q. 絶対に元本割れしない投資はありますか?

A.投資という言葉の定義上、元本が完全に保証されているものはありません。

元本を確保したい場合は、預金や国債といった方法になりますが、物価の上昇に追いつかず、実質的にお金の価値が目減りするリスクがあることを知っておく必要があります。

8. まとめ:正しく恐れ、賢く守る

投資に元本割れのリスクは付き物ですが、正しい知識とリスク管理を実践することで、将来の大きな資産形成へと繋げることができます。

本記事の内容を振り返りましょう。

元本割れは日々の値動きや市場環境の変更によって発生しますが、それは資産運用における一時的なプロセスに過ぎません。

大切なのは、以下のポイントを継続することです。

  • 資産運用の継続: 分散投資や長期運用、積立といった基本を崩さず、20年、さらには20年間という長い期間を見据えた計画を立てること。 
  • 適切なリバランス: 年代やライフステージの変化に応じ、定期的にポートフォリオの見直しを行い、自分に合ったリスク水準を維持すること。 
  • 情報の精査: 2026年の最新トレンドやAIツールを活用しつつ、投資詐欺などの危険から身を守るための正しい知識を持ち続けること。

新NISAやiDeCoといった非課税制度を賢く活用し、少しずつ経験を積みながら、将来の安心を手に入れましょう。

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ここまで投資の元本割れ対策や年代別の資産配分について解説してきましたが、実際にご自身の家計状況や家族構成に当てはめるとなると、まだ迷いがある方も多いのではないでしょうか。

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公式サイトへのリンク

金融庁:資産形成の基本(つみたてNISA等) 

投資信託協会:はじめての投資信託

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