公務員のための資産運用ガイド

2025.12.23
【2026年版】公務員の投資初心者向けガイド|失敗しない資産形成の始め方とおすすめ商品を紹介

「公務員だけど、将来のためにお金を増やしたい。

でも、何から始めたらいいかわからない…」

そう思ってこのページを訪れたあなたへ。

安定した収入がある一方で、副業が原則禁止されている公務員の方々は、将来の資産形成に漠然とした不安を抱えているのではないでしょうか。

今回のコラムでは、そんな公務員の投資初心者に向けて、安全で堅実な資産運用の方法を徹底的に解説します。

公務員という職業の強みを活かし、失敗するリスクを抑えながら、着実に資産を増やしていく知識と手順をお伝えします。

2026年の最新情報に対応し、今話題の新NISAやiDeCoはもちろん、公務員が知っておくべきルールや注意点まで、初心者の方が一歩踏み出すために必要な情報をすべて網羅しました。

この記事を読めば、あなたのお金に対する不安が解消され、将来に向けた計画を立てられるようになります。

公務員が投資をするべき理由とメリット

公務員は安定した給与や充実した福利厚生があるため、「投資なんて必要ないのでは?」と考える人もいるかもしれません。

しかし、日本の経済状況や公務員特有のメリットを考えると、投資を始めることは非常に賢明な選択と言えます。

公務員の収入と将来の課題

たしかに、公務員の給与は民間企業のように急激に増えることは少ないかもしれません。

しかし、その安定性は大きな強みです。

毎月決まった金額が収入として入ってくるため、計画的な積立投資に向いています。

一方で、将来にわたる資産を把握しておくことは重要です。

退職金や年金が以前より減る可能性が指摘されている現在、公的年金だけに頼ることはリスクが高いと言わざるを得ません。

公務員が投資で得られる3つのメリット

  1. 安定収入を活かした長期投資が可能: 公務員の最も大きなメリットは、毎月安定した収入が得られることです。給与が変動する心配が少ないため、長期的な視点での積立投資を無理なく継続できます。株価の変動に一喜一憂することなく、コツコツと積み立てを続けることで、複利の効果を最大限に活かすことができます。
  2. 社会的な信用度の高さ: 公務員は社会的な信用度が非常に高く、住宅ローンなど金融商品の審査で有利になるケースが多くあります。投資においては、不動産投資などのローンを利用する際に有利な条件で融資を受けられる可能性が高まります。
  3. 職務専念義務との両立が可能: 公務員には職務専念義務がありますが、株式や債券といった金融商品への投資は法律で禁止されているわけではありません。本業に支障をきたさない範囲であれば問題なく行えます。不動産投資については、自治体や職種によってルールが異なるため、あらかじめ確認することが大切です。
安定した収入を活かし、将来を見据えて資産運用する公務員
公務員の安定した収入を活かした着実な資産増加のイメージ。

公務員の副業ルールと投資の注意点

公務員が投資を始めるにあたり、最も気になる点が副業のルールではないでしょうか。

公務員法には職務の種類や立場に応じて規制が設けられています。

正しく理解しておくことが重要です。

投資が副業に当たるかどうかの判断基準

公務員の副業は、国家公務員法第103条・第104条、地方公務員法第38条で原則として禁止されています。

しかし、不動産の賃貸や株式投資など、営利を目的としない行為や、本業に支障をきたさない範囲の資産運用は例外として認められる場合があります。

注意すべきは、継続的な利益を得る目的で事業を営むと判断された場合です。

例えば、不動産の賃貸でアパートやマンションを複数所有し、家賃収入を得る事業を営むと判断されるケースでは、許可を得る必要があります。

投資を始める際の3つの注意点

  1. インサイダー取引の禁止: 職務上の情報を利用して株式の売買を行うことは、インサイダー取引にあたり、金融商品取引法で禁止されています。これは公務員に限らず、全ての投資家が守るべきルールです。
  2. 職務専念義務の遵守: 投資に夢中になり、勤務時間中に株価をチェックしたり、売買を行ったりする行為は職務専念義務に違反します。投資は勤務時間外に行い、本業に支障をきたさないように注意しましょう。
  3. 不動産投資は事前の許可を確認: 不動産投資は規模によっては副業とみなされる可能性があります。事前に所属する自治体の人事部や人事院の規定を確認し、必要な手続きを行いましょう。不動産の規模や賃貸料収入の合計額によっては、許可が必要になるケースがあります。
公務員の副業ルールについて専門家と話している様子
専門家への相談を通じて副業ルールの不安を解消する様子。

公務員投資初心者におすすめの投資方法

公務員の投資初心者にとって、最も重要なのはリスクを抑えて着実に資産を増やせる方法を選ぶことです。

ここでは、公務員に特有の強みを活かし、安全に始められる投資方法を紹介します。

王道は「つみたてNISA」と「iDeCo」

公務員の投資入門として、まず最初に検討すべきなのが「つみたてNISA」と「iDeCo」です。

両者とも非課税制度という大きなメリットがあり、将来の資産形成に役立ちます。

  1. つみたてNISA: つみたてNISAは、少額から長期・積立・分散投資を行い、得られた運用益や配当金に税金がかからない制度です。2025年の新NISAでは年間の非課税投資枠が拡大し、より多くのお金を非課税で運用できるようになります。いつでも換金できる点も初心者には安心です。
  2. iDeCo(イデコ): iDeCoは、公務員も加入できる私的年金制度です。毎月一定の金額を積み立てて運用し、60歳以降に受け取ることができます。iDeCoの最大の魅力は、掛け金が全額「所得控除」の対象となり、所得税と住民税が安くなる節税効果があることです。

つみたてNISA、iDeCoについては以下の記事でそれぞれ解説しています。

【2026年版】公務員が積立NISAを始める完全ガイド|3年目の運用実績とおすすめ金融機関

公務員がiDeCoを始めるべき理由!最大の税制優遇効果と注意すべきデメリットを徹底解説

公務員がiDeCoとNISAを併用する最強戦略!資産形成を加速させる3つの秘訣

公務員のための投資三原則:初心者でも失敗しない資産運用の基本と方法

少額から始められる投資信託

投資信託は、投資家から集めたお金を専門家が代わりに運用してくれる金融商品です。

公務員の投資初心者には、リスクを分散できる点で特におすすめです。

投資信託の仕組みを図解したイラスト
投資信託の基本的な仕組みの図解イラスト。

投資を始める前準備とおすすめ金融機関

投資を始める前に、しっかりと準備をしておくことで、失敗する可能性を大きく減らすことができます。

投資の目的と目標金額を明確にする

投資を始める前に、何のためにお金を増やすのか、いつまでにいくら増やしたいのかを明確にしましょう。

「老後資金」「教育資金」「住宅ローンの繰り上げ返済」など、目的によって選ぶべき投資方法やリスクの許容度が変わってきます。

おすすめの証券会社・金融機関

投資を始めるには、証券会社や銀行で口座を開設する必要があります。

初心者におすすめの金融機関の選び方は次のとおりです。

  • 手数料が安い
  • 商品ラインナップが豊富
  • サポート体制が充実している
  • アプリやサイトが使いやすい

ネット証券は、店舗を持たないため手数料が安い傾向にあり、初心者には特におすすめです。

株式と投資信託、どちらが初心者向き?

公務員の投資初心者がまず悩む点が、株式投資と投資信託のどちらを始めるべきかということです。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較してみましょう。

株式投資の特徴

株式投資は、株式会社が発行する株式を購入し、企業の成長による株価の値上がりや配当金、株主優待を得ることを目的とします。

  • メリット:企業の成長をダイレクトに享受でき、大きな利益を得られる可能性がある。
  • デメリット:個別の企業の業績に影響されやすく、価格の変動が大きい。銘柄を選ぶための知識や時間が必要。

投資信託の特徴

投資信託は、投資家から集めた資金を専門家が代わりに運用する仕組みです。

  • メリット:少額から分散投資が可能。専門家に運用を任せるため、知識がなくても始めやすい。
  • デメリット:運用の専門家に支払う手数料がかかる。元本割れのリスクがある。

公務員の投資初心者には、リスクを分散でき、手間がかからない投資信託をおすすめします。

リスクを抑えるローリスク投資の選び方

公務員の投資初心者にとって、一番避けたいのは元本を減らすことです。

ここでは、リスクを最小限に抑えて堅実に運用できる方法を紹介します。

堅実な運用を目指すポートフォリオ

ポートフォリオは、株式や債券、不動産など、様々な金融商品を組み合わせて運用することを指します。

投資の目的や許容できるリスクに応じて、適切なバランスを取ることが大切です。

株式や債券、不動産などの投資比率を示す円グラフ
リスク分散を目的としたポートフォリオの構成例。

公務員に合う具体的な投資方法

  • 国内債券:国や企業が発行する債券を購入する方法です。比較的リスクが低いとされていますが、収益性も低い傾向にあります。
  • 不動産投資:公務員の信用度の高さから融資を受けやすく、安定した家賃収入を得られる可能性があります。しかし、空室や修繕費用など、手間やリスクも伴います。
  • ロボアドバイザー:AIが自動的に資産運用を行ってくれるサービスです。手間がかからず、初心者でも始めやすい方法です。

最新の投資トレンドと情報収集法

投資の世界は常に変化しています。

2026年に注目すべきトレンドと、正しい情報を集める方法を知っておきましょう。

2026年に注目すべき投資トレンド

  1. 新NISAの活用ステージが「最適化」へ: 2024年から始まった新NISAは、2026年で3年目を迎えます。とりあえず始めた「積立投資」から一歩進み、自分のライフプランに合わせて成長投資枠をどう使い分けるか、といった「資産配分の最適化」に注目が集まっています。生涯非課税限度額を意識した、より戦略的な長期運用が一般化しています 。
  2. AI(人工知能)を活用した投資判断の普及:オンライン投資サービスの進化により、AIが個人のリスク許容度に合わせてポートフォリオを自動でリバランス(調整)したり、最適な銘柄を提案したりするツールがさらに身近になりました。公務員の方のように、「時間はかけられないが、データに基づいた堅実な運用をしたい」というニーズと非常に親和性が高まっています 。
  3. パーソナライズされたサステナブル投資:環境(E)・社会(S)・企業統治(G)を重視するESG投資は、単なるブームから「投資のスタンダード」へと定着しました 。2026年は、自分の価値観に近い特定のテーマ(脱炭素、多様性など)に絞った、よりパーソナライズされた投資が可能になっています。公務員としての社会的責任感を持って投資先を選ぶ動きが広がっています 。

信頼できる情報収集の方法

  • 公的機関の一次情報を確認する:金融庁や日本銀行、厚生労働省(iDeCo関連)の公式サイトは、法改正や制度変更の際の最も正確な情報源です 。2026年以降の制度変更がないか、定期的にチェックする習慣をつけましょう。
  • 金融機関のシミュレーションツールを活用する:証券会社の公式サイトにある最新のシミュレーションツールは、新NISAの枠を使い切った場合の将来予測など、より高度な分析が可能になっています 。
  • AIチャットツールの活用とファクトチェック:AIによる情報収集は便利ですが、誤った情報を生成する可能性もあります。最新の情報を得た際は、必ず信頼できる専門家が監修したメディアや、公的な発表資料と照らし合わせる「ファクトチェック」が不可欠です 。
パソコンで信頼できる金融情報を探している人
信頼できる公的機関のサイトから正しい情報を収集する重要性。

公務員投資Q&A|よくある質問と回答

公務員の投資初心者から寄せられるよくある質問にお答えします。

公務員はFXや仮想通貨をしてもいいの?

FX(外国為替証拠金取引)や仮想通貨はリスクが非常に高く、投機的な要素が強い金融商品です。

公務員に限らず、初心者が安易に手を出すことはおすすめできません。

短期間で大きな利益を得られる可能性もありますが、大きな損失を招く可能性もあります。

堅実な資産形成を目指すのであれば、避けるのが賢明です。

投資していることが職場にバレることはある?

投資自体が職場にバレることはほとんどありません。

確定申告が必要な場合でも、勤務先に通知が行かない方法があります。

ただし、勤務時間中の取引や公務に支障をきたす行為は絶対にやめましょう。

投資で失敗しないためには何が大切?

投資で失敗しないために最も大切なことは、リスクを正しく理解することです。

リスクが低い投資でも元本割れの可能性はゼロではありません。

自分の生活に必要なお金には手をつけず、余剰資金で行うことが大切です。

また、焦らずに長期的な視点で考えることが成功の鍵となります。

公務員が投資を始めるための3ステップ

公務員が投資を始めるための具体的な流れを3つのステップに分けて解説します。

ステップ1:投資の目的と目標を決める

まず、何のために投資をするのか、いつまでにいくら増やしたいのかを明確にします。

ライフプランに基づき、必要な資金を計算しましょう。

ステップ2:情報収集と口座開設

公務員の投資に関する正しい情報を集め、自分に合った証券会社や金融機関を選びます。

オンラインで簡単に口座を開設できます。

ステップ3:少額から投資をスタート

最初は無理のない範囲で少額からスタートしましょう。

つみたてNISAや投資信託など、分散投資ができる商品から始めるのが賢明です。

まとめ|強みを活かし賢く堅実な投資を

この記事では、公務員の投資初心者に向けて、安全に始められる資産運用の方法を解説しました。

公務員の安定した収入や社会的な信用度は、投資における大きな強みです。

NISAやiDeCoといった非課税制度を最大限に活用し、長期・積立・分散という投資の王道を守ることで、将来の資産を着実に築くことができます。

小さな種が大きな木に育つ様子を表現したイラスト
毎月の積み立てが将来の大きな資産に育つイメージ。

投資は特別な知識がなくても始められます。

何よりも大切なのは「まず一歩踏み出す」ことです。

この記事が、あなたの将来の資産形成を考えるきっかけとなり、賢明な一歩を踏み出す助けになれば幸いです。

外部リンク

金融庁「NISA特設ウェブサイト:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html

iDeCo公式サイト:https://www.ideco-koushiki.jp/

人事院「国家公務員の兼業について」:https://www.jinji.go.jp/content/900018103.pdf

mybest「初心者におすすめのネット証券人気ランキング」:https://my-best.com/11297

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